産経新聞社などが主催する「ゴッホ展」( https://go-go-gogh.jp/ )が、 兵庫県立美術館(神戸市中央区)で3月29日(日)まで開催中です。
2月21日(金)からは、 兵庫展のみ公開のファン・ゴッホ作品2点が追加展示されます。
追加される作品は、 2010年にファン・ゴッホの真作と判明した「ブリュット=ファンの風車」= 写真上 =と「ポピー畑」= 同下 =の2点で、 いずれも兵庫展のみの公開となります。
「ブリュット=ファンの風車」は33歳で弟・テオを頼ってパリに出た1886年の作品です。
「ポピー畑」は最期の地・オーヴェール=シュル=オワーズで1890年6月に描いた作品で、 ファン・ゴッホはこの1カ月後にピストル自殺を図ります。
この2作品を比べるだけでも、 ファン・ゴッホがわずかな期間に作風を変化させたことが分かります。
本展覧会は27歳で画家を目指したファン・ゴッホが、 初期に基本を学んだオランダのハーグ派と、 パリで出会った印象派の2つの出会いを中心に、 いかにして独自の表現を獲得していったのかをたどります。
初期から晩年までファン・ゴッホ作品約50点と彼に影響を与えたマウフェ、 モネ、 ルノワールなどの約30点を展示。
弟・テオらとの手紙のやり取りを通じてファン・ゴッホが何に影響を受け、 何を目指して創作を続けてきたかを探ります。
「ゴッホ展」概要
メモ
【会場】 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)
【会期】 2020年3月29日(日)まで ※月曜休館(但し2月24日(月・休)は開館、 翌25日休館)
【開館時間】 10時~18時(金・土曜日は20時まで) ※入館は閉館の30分前まで
【入場料(税込)】 一般1700円(1500円) 大学生1300円(1100円) ※高校生以下無料。 カッコ内は20名以上の団体料金
※70歳以上は850円(750円)、 障がいのある方は一般400円(350円)、 大学生300円(250円)。 カッコ内はそれぞれ20名以上の団体券。 会期中、 館内券売所でのみ販売。
※一般以外の料金は要証明
【主催】 兵庫県立美術館、 産経新聞社、 読売テレビ
【お問い合わせ】 兵庫県立美術館(電話078-262-0901)
詳細は公式サイトにてご確認ください。
ゴッホについて書いた本
原田マハさんの有名な本『たゆたえども沈まず』。
ゴッホ展に行くなら是非読んでいただきたい!
誰も知らない、ゴッホの真実。 天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと、商才溢れる日本人画商・林忠正。 二人の出会いが、〈世界を変える一枚〉を生んだ。 1886年、栄華を極めたパリの美術界に、流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。彼の名は、林忠正。その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、放浪の末、パリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出すーー。『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者による アート小説の最高傑作、誕生! 2018年 本屋大賞ノミネート!
(幻冬舎より)