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【『SDGs』に取り組む企業の動き|エプソン】『紙の循環から始める地域共創プロジェクト』を開始

『SDGs』に取り組む企業の動き/エプソン

『SDGs』に取り組む企業の動き/エプソン

エプソンは『SDGs』への取り組みとして乾式オフィス製紙機PaperLabが非常に有名です。

紙を製造する為には大量の水を使用します。

しかしこの乾式オフィス製紙機PaperLabは水を使わずに使用済みの紙から新たな紙を生産します。

SDGsに関するたくさんの文献を読んできましたが、必ず取り上げられているほどSDGs界では有名な取り組みです。

ぜひチェックしてみてください。→https://www.epson.jp/products/paperlab/

そんなエプソンの新たなる取り組みとして『紙の循環から始める地域共創プロジェクト』を開始したようなのでご紹介したいと思います。

古紙を再生する「ペーパーラボ」を中心に紙の地域循環システム構築の実証実験を開始

エプソンは、 福岡県北九州市(市長 北橋健治)の支援を受け、 同市の「北九州SDGsクラブ」が推進する新たな「プロジェクトチーム」として『紙の循環から始める地域共創プロジェクト』を立ち上げ、 独自のオフィス製紙機を中心とした紙の地域循環システム構築に向けた実証実験を開始します。 (プロジェクト活動開始日:2020年10月1日)

(引用:PR Timesより)

『SDGs』に取り組む企業の動き/エプソン

『紙の循環から始める地域共創プロジェクト』概要

具体的な活動

  1. 九州ヒューマンメディア創造センター(所在地:北九州市八幡東区)内に、 エプソンの乾式オフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」を設置し、 地域の自治体・企業・学校から発生する古紙を回収・新たな紙に再生し、 同プロジェクト賛同団体への還元配布を行います。
  2. 障がい福祉サービス事業所を運営するNPO法人「わくわーく」による、 再生した紙のアップサイクル品製作と供給も併せて行います。
  3. 産学官民による協働、 循環システム推進により、 北九州地域の環境・経済・社会の3つの側面を統合的に支援するプロジェクトとしてモデル化を目指します。

なぜ北九州市なの?

北九州市のSDGs戦略とエプソンの紙循環システム展開との合致

北九州市は、 国が推進する「SDGs未来都市」に選定され、 さらにその中でも先導的な取組みについて選定される「自治体SDGsモデル事業」にも選定されています。 そして、 SDGsの達成に向けて以下のSDGs戦略(ビジョン)を元に取り組みを進めることを明らかにしています。

北九州市のSDGs戦略(ビジョン)

「真の豊かさ」にあふれ、 世界に貢献し、 信頼される「グリーン成長都市」

  1. 人と環境の調和により、 新たな産業を拓く 【経済】
  2. 一人ひとりが行動し、 みんなが輝く社会を拓く 【社会】
  3. 世界のモデルとなる持続可能なまちを拓く 【環境】

エプソンの取り組み

一方、 エプソンは、 プリンティングを中心としたソリューションをお届けする企業として、 SDGsの時代にふさわしいオフィス環境を、 「紙」から始める環境配慮型オフィスとして展開してきました。

今回実証実験を開始するプロジェクトは、 その展開をオフィス内に留めることなく北九州地域全体に拡大し、 「紙循環システムの構築」と「新たな雇用の創出」などを通して共にSDGs貢献を目指そうとするご提案に賛同いただき、 発足につながったものです。

『 紙の循環から始 め る地域共創プロジェクト 』 とは

『SDGs』に取り組む企業の動き/エプソン

「PaperLab」のデモンストレーションを行う小倉中学校の生徒たち(撮影場所:九州ヒューマンメディア創造センター/2020年11月27日)

活動の目的

北九州市内での「紙循環システムの構築」「新たな雇用の創出」「将来世代人財育成の支援」を通して、 環境×経済×社会の価値共創と、 サーキュラー&シェアリング社会の実現を目指します。

活動による成果

  • 水を使わずに使用済みの紙から新たな紙を生産することで水・木材資源を節約、 CO2 排出量を削減
  • 新たな紙購入削減により、 ゴミ排出量を削減
  • 多様な人材の活用などによる社会的インパクトの創出
  • 自治体/学校/企業ネットワーク構築による地域活性化

数値目標

  • 20団体以上のプロジェクト参加
  • 10団体以上の古紙回収もしくはアップサイクル製品の購入サービス利用(2021年度以降)
  • 2021年3月末までに15万枚のA4PPC 用紙の古紙回収
  • 2022年3月末までに40万枚のA4PPC 用紙の古紙回収

プロジェクト賛同団体  *2021年1月21日時点

  • 自治体関連:北九州市SDGs推進室、 八幡東区、 公益社団法人 北九州産業学術推進機構
  • 学校   :福岡教育大学附属小倉中学校、 公立学校法人 北九州市立大学、九州共立大学SDGsチャレンジアクション研究会
  • 民間企業 :株式会社ソルネット、 福岡ひびき信用金庫、 セイコーエプソン株式会社・北九州オフィス、株式会社西原商事、 日鉄興和不動産株式会社、 コーエー株式会社
  • 運営   :株式会社エックス都市研究所、 NPO法人 わくわーく、 エプソン販売株式会社
  • 運営協力 :株式会社レイメイ藤井

実施 スケジュール

2020年10月01日 プロジェクト活動開始
11月27日 第1回推進フォーラムミーティング
2021年01月21日 プロジェクト活動ニュースリリース発行、 ホームページ公開
02月24日 未来まちづくりフォーラムセッション
(日程未定) 第2回推進フォーラムミーティング

エプソンの SDGsへの貢献に向けてのコミットメント

エプソンの目指すイノベーションの目的は、 独創の「省・小・精の技術」とオープンイノベーションの取り組みにより、 人々が今よりもっと豊かで幸せを感じられる社会を創り上げることです。
このことは、 国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の達成と目的を同じくするものです。

エプソンは未来の人々が望む社会を実現するため、 社会課題の解決に真摯に向き合い、 新たな価値の創出に新しい発想ややり方で挑戦し、 お客様の期待を超える驚きや感動を提供することにより、 SDGsで目指す社会の実現に貢献してまいります。

(引用:PR Timesより)

『SDGs』に取り組む企業の動き|エプソン/まとめ

『SDGs』に取り組む企業の動き/エプソン

出典:エプソン公式サイト

エプソンの乾式オフィス製紙機「ペーパーラボ」を初めて知った時、学校や役所が導入したら良いなという印象を受けていたので今回のこの実証実験を成功させてぜひ全国の自治体に取り入れて欲しいものです。

ペーパーラボを使用する際、ゴミ捨てや交換、再利用用の紙の整理やホチキス芯外しなど、マイナーな仕事が出てきます。

それを障害を持っている方に仕事として請けてもらう事で雇用創出にもなります。

また、学校であれば資源の大切さを学べるだけでなく、過剰なお知らせ文の配布への考えを改めるきっかけになるのではないかと期待しています。

企業では取り入れるハードルがなかなか高いものですがまずは自治体で取り入れ、そして導入の何割かを自治体が補助する、などの制度を作ってもらいたいものです。

とにかく、エプソンのこの発明は素晴らしい。

ご存知ない方は是非チェックしてください。→https://www.epson.jp/products/paperlab/

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